iDeCoとは?エンジニアが休日に儲ける投資と副業を考える。

記事の概要
iDeCo(イデコ)という言葉を聞いたことがありますか?
iDeCoには会社で加入している方も多いかと思いますが、具体的にどんなものか、メリット、デメリットなどを知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は iDeCo について、どのような仕組みであるか、 iDeCo のメリット、デメリットをご説明します。

そもそも、 iDeCoって何のことですか?

iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」のことで、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の1つです。公的年金と異なり、加入は任意となります。

加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための助けとなります。

目次

iDeCoのメリットとは

iDeCoって聞いたこと無いし心配だな・・・

iDeCoは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置があることがメリットになります。もうひとつの年金とも呼ばれており、税制上のメリットを受けながら、より豊かな老後生活を送るための資産をつくる方法です。

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iDeCoの3つのメリット

  1. 掛金が全額所得控除
    掛金全額が所得控除の対象となります。もし、毎月の掛金を1万円にした場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間で2.4万円、税金が軽減されます。
  2. 運用益も非課税で再投資
    通常、金融商品を運用すると、運用益に課税されます。源泉分離課税は20.315%ですが、iDeCoでは非課税で再投資することができます。
  3. 受け取る時も大きな控除
    iDeCoは年金か一時金で、受取方法を選択することができます。金融機関によっては、年金と一時金を併用することもできます。年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。

iDeCoの制度とは

iDeCoをはじめるにはどうしたら良いの?

iDeCoに加入する際は、iDeCoを取り扱っている金融機関(運営管理機関)で
加入手続きをします。運営管理機関ごとに運用商品や手数料が異なりますので、検討する際には注意してください。

iDeCoの制度とは

対象者

  1. 自営業者等
    (農業者年金の被保険者の方、国民年金の保険料を免除されている方を除く)
    (国民年金第1号被保険者)
  2. 厚生年金保険の被保険者
    (公務員や私学共済制度の加入者を含む。 企業型年金加入者においては、企業型年金規約において
      個人型年金への加入が認められている方に限る。)
     (国民年金2号被保険者)
  3. 専業主婦(夫)等
    (国民年金第3号被保険者)

拠出限度額

  1. 自営業者等:68,000円/月
  2. 厚生年金保険の被保険者のうち(会社員など)
    ・厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施している場合:12,000円/月
    ・企業型年金のみを実施している場合:20,000円/月
    ・企業型年金や厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない場合
     (下記〔4〕の方を除く):23,000円/月公務員、私学共済制度の加入者:12,000円/月
  3. 専業主婦(夫)等:23,000円/月

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iDeCoのデメリット

iDeCoのメリットは分かったけど、デメリットが心配・・・

iDeCoは投資ですので、どうしてもリスクはあります。
次の3つのことに注意すると良いでしょう。

  1. 運用状況により資産が増減します
    元本と利息の支払いが約束されている定期預金を選べる運用管理機関もありますが、資産を増やせないのが現実です。iDeCoの運用は、投資信託がメインになるでしょう。預貯金を超える運用益を期待できる反面、逆に資産が減ってしまうリスクもあります。
  2. 原則60歳まで運用している資産を引き出せません
    iDeCoは老後の資産を築くことを目的とした制度です。そのために国が税制上の優遇を設けているので、原則として途中で資産を換金して引き出すことができません。加入者が資産を受け取ることができるのは、60歳になってからになります。
  3. 手数料がかかります
    iDeCoには申込窓口の金融機関だけではなく、国民年金基金連合会と事務委託先金融機関も関わっている制度です。そのため、加入時・移換時手数料、口座管理手数料、給付事務手数料、還付事務手数料がかかります。また、投資信託を選んだ場合は信託報酬も発生します。

資産が減ってしまうのは困りますね・・・

iDeCoの運用は、すべて運営側に任せていた従来の年金とは違って、運用に関して自分の判断が求められます。
これだ!と思う投資信託を選ぶことにより、預貯金では得がたい成果を期待できる反面、金融市場の動き次第では損失を被る恐れもあります。では、リスクを抑えながら安定的なリターンを追求する方法を説明しましょう。

iDeCoのリスクとは

資産運用にはリスクとリターンがつきもので、両者は切っても切れない関係にあります。高いリターンを期待できる運用はおのずとリスクも高く、逆にリスクが低い運用では低いリターンしか望めません。一般的に低いリスクで高いリターンを見込める運用は存在しません。

資産運用におけるリスクとは、期待通りの収益をえるための不確実性について示したもので、単に危険といった意味合いではありません。つまり、「収益が期待できる」=「リスクが高い」ということです。そのかわり、大きな損失が発生する可能性も高いということを意味しています。

資産運用のリスクをおさえるポイント

リスクが抑えられる方法ってあるのかな?

資産運用のリスクを軽減するためには、「分散投資」「長期投資」「積立投資」が重要になります。これらの有効性は過去の投資制度の実績でも立証されています。iDeCoとは、「分散投資」「長期投資」「積立投資」を実践できる私的年金制度なのです。 早速、この3つの特徴を見ていきましょう。

  1. 分散投資
    投資対象の分散がリスクの軽減になります。株式や債券、さらに不動産など、幅広く分散した投資を心掛けることで、いずれかの不振を他の好調がカバーする効果を期待できます。さらに、国や地域、銘柄まで広く分散すれば、より安定的な成果を追求できます。
  2. 長期投資
    リーマンショックのような世界的な株価の急落がありましたが、それから10年を待たずして株価は回復傾向を示し、現在では米国株が史上最高値を更新し続けています。リスクが高い投資対象ほど、時期によって運用結果に大きな違いが出てきます。長期で投資することを前提とすれば、短期的な市場変動の影響はおさえることができます。
  3. 積立投資
    少額ずつ定期的に投資して、タイミングを分散することにより、相場の下落局面でも機械的に買い付けられます。「安い時期に買って高い時期に売り抜ける」のは、個人の投資では非常に難しいです。タイミングの見極めが難しいからこそ、積立投資が有効となります。

まとめ

iDeCoは、国が推奨する老後の資産を残すための制度です。さまざまな税制の優遇が受けれるため、貯蓄をするのには有効な手段になります。上手に分散投資を行うことにより、リスクをおさえて運用することができます。はじめて投資を考えている方には、オススメの投資方法です。

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出典:
厚生労働省ウェブサイト
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html

iDeCoの公式サイト
https://www.ideco-koushiki.jp/https://www.ideco-koushiki.jp/

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