パーソルキャリア社、企業が掲示する年収と市場に即した適正年収とのギャップを解決する「IT エンジニア職×スキルの平均年収」を公開

プレスリリース概要
転職サービス「doda」を提供するパーソルキャリア株式会社が運営する100万件の転職統計データを活用した求人要件作成支援サービス「HR forecaster(エイチアール フォーキャスター)」は、職種×スキルの平均年収がわかるデー
タ「保存版ハンドブック スキル年収マップ」の第2弾として、「ITエンジニア編」を公開しました。

発表日:2022年6月6日

■背景
少子高齢化の進展により、労働力不足はますます深刻化し、人材獲得競争はさらに激化すると推測されます。特にDXやビッグデータの活用など、ITエンジニアの需要はコロナ禍を経てより一層高まっています。ITエンジニアの採用を成功に導くためには、マーケットに即した適正な年収を提示することが重要なカギとなります。

しかしながら、ITエンジニアは開発言語、開発工程などスキルが細分化されており、それらのスキルと年収を紐づけるデータがこれまで存在しませんでした。そのため、採用時の年収は、採用担当者のこれまでの経験や近しい求人情報を頼りに決められています。結果、求めるスキルを持つ人材に対して、企業が提示する金額がマーケットと乖離しているケースが多く、「募集はしたものの、人材が集まらない」といった採用課題が多く聞かれます。

こうした課題を解決したいという想いから、今回、職種×スキルの平均年収が一目でわかる「保存版ハンドブックスキル年収マップ」の第2弾として、「ITエンジニア編」を作成しました。

■「保存版ハンドブック スキル年収マップ _ITエンジ ニア 編 」 記載内容 ※一部抜粋

①【 職種別平均年収 】トップは、 ITコンサルタントで 752万円
平均年収の1位は、IT戦略の策定やその実現など企業の命運を担う、ITコンサルタント (752万)。 2位は企業のサイバーセキュリティーに対応するセキュリティエンジニア (675万)、3位は IT企業の売上に大きく影響するプリセールス(670万)とな っています 。

<ITエンジニア職>職種詳細毎による平均年収の比較

エンジニアの職種平均年収
業務系アプリケーションエンジニア・プログラマー562万円
Webサービス系エンジニア・プログラマー520万円
スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニア489万円
制御系ソフトウェア開発(通信・ネットワーク・IoT)553万円
インフラエンジニア555万円
社内情報システム(社内SE)675万円
セキュリティエンジニア606万円
データサイエンティスト621万円
ITコンサルタント752万円
プリセールス670万円
サポート・ヘルプデスク476万円

②【職種×スキル の平均年収 】トップは、ITコンサルタント×グリッドコンピューティングで1,066万円
職種×スキルで平均年収を見たところ、1位は ITコンサルタント×グリッドコンピューティングが 1,066万円となり、最も高い組み合わせとなっています。2位はセキュリティエンジニア×ラインマネジメントで863万円、3位は社内情報システム (社内SE)×IFRSで841万円となっています。

③【開発言語別の平均年収ランキング】平均年収トップの開発言語は、ABAPで661万円
開発言語別の平均年収ランキングでは、1位にSAP製品の開発言語である「ABAP」(661万)、2位にデータアナリスティクスや統計解析で活用されている「R」(656万)、3位に大規模配信システムなどでの活用されている「Perl」(630万)という結果になりました。ランキングトップ10を見ると、今多くのエンジニアから注目されている「Go」(627万)が7位にランクインしています。

④【ITエンジニアが学びたい言語ランキング】学びたい言語と平均年収が高い言語には乖離が存在
ITエンジニアが学びたい(強化したい)プログラミング言語ランキング※1では、1位:Python (平均年収ランキング16位:590万)、2位:Java (平均年収ランキング18位:573万) 、3位:JavaScript (平均年収ランキング31位:561万) となりました。

学びたい言語は、今後の需要が見込まれる言語がランクインする傾向にあります。一方で、平均年収が高い言語は、以前からニーズが高く、経験や知識が豊富なエンジニアが多いため、学びたい言語と年収の高い言語の順位に乖離が生じたと考えられます。

※1 出典:TECH Street「ITエンジニアが2021年に学びたい(強化したい)プログラミング言語ランキング」
https://www.tech-street.jp/entry/research-2021programminglang

■「保存版ハンドブック スキル年収マップ_ITエンジニア編」概要
・公開日:2022年6月6日
・費用:無料
・掲載職種:ITエンジニア、ITコンサルタント、プリセールス、業務系アプリケーションエンジニア、Webサービス系エンジニア、スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニア、制御系ソフトウェア開発エンジニア、インフラエンジニア、セキュリティエンジニア、社内情報システム(社内SE)、サポート・ヘルプデスク、データサイエンティスト

申し込み:
https://form.hr-forecaster.jp/webapp/form/24315_fzjb_53/index.do

「HR forecaster(エイチアール フォーキャスター)」について
「HR forecaster」は、「doda」が蓄積した100万件以上の転職データから作成した統計データを活用して、転職マーケットにマッチした採用ターゲットの作成を無料でサポートするサービスです。企業が作成した求人要件を「HR forecaster」の統計データで分析、採用難易度が可視化されることで、転職マーケットに即した適切な採用ターゲットに見直すことが可能です。これにより、採用成功率の向上や採用期間の短縮化を実現します。

HR Forecasterのホームページ:
https://hr-forecaster.jp/ 

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