【技術ニュース】STマイクロ、消費電力1/10の超低消費電力CMOSイメージセンサVD55G4/VD65G4を発表——ウェアラブル・AR/VR・IoTの常時オンビジョンが変わる

こんにちは!エンジニアGO編集部です。今日は半導体の世界から、エンジニア・開発者の皆さんに注目していただきたいビッグニュースをお届けします!世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスが、ウェアラブル機器やAR/VR向けに革新的なCMOSイメージセンサを発表しました。これ、かなりワクワクする技術なんですよ!

STマイクロエレクトロニクス VD55G4 VD65G4 CMOSイメージセンサ
STマイクロエレクトロニクスが発表した新型CMOSイメージセンサ「VD55G4」「VD65G4」——超低消費電力を実現
目次

【技術ニュース】STマイクロ、次世代ウェアラブル向け超低消費電力CMOSイメージセンサを発表

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM)は2026年5月1日、バッテリ動作や環境発電(エナジー・ハーベスト)で動作する小型機器向けに、グローバルシャッターを搭載した超低消費電力の次世代CMOSイメージセンサを発表しました。

新製品はVD55G4(IR・モノクロ対応)とVD65G4(RGB・カラー対応)の2種類。ST BrightSenseファミリに追加されたこれらのセンサは、主要顧客向けへの先行提供が開始されており、次世代スマートデバイスの開発を強力に後押しする技術として注目を集めています。

何がスゴい?——消費電力を従来比10分の1に削減!

このセンサの最大の特徴は、ズバリ消費電力の大幅削減です。従来のグローバルシャッター搭載センサと比較して、最大で消費電力を10分の1まで抑えることができます。具体的には、800×700解像度、10フレーム/秒の動作時での低消費電力化を実現。

さらに、常時ストリーミング方式からイベント駆動型の動作に切り替えられる点もポイント。周囲の変化をモニタリングし、必要なときだけメインプロセッサを起動するアーキテクチャにより、バッテリ寿命の大幅延長が可能になります。これはウェアラブルデバイス設計者には朗報ですね!

仕様 VD55G4(IR/モノクロ) VD65G4(RGB/カラー)
シャッタータイプ グローバルシャッター グローバルシャッター
消費電力 従来比最大1/10 従来比最大1/10
解像度 800×700 800×700
製造プロセス 300mmウェハ・65nm/40nm 3次元積層 300mmウェハ・65nm/40nm 3次元積層
対応プラットフォーム 低消費電力マイコン・SoC向けI/F 低消費電力マイコン・SoC向けI/F

どんな機器に使われる?——ウェアラブル・AR/VR・スマート家電まで幅広く対応

VD55G4とVD65G4が狙うターゲットアプリケーションは非常に幅広いです:

  • ウェアラブル機器:視線検出、存在検出、コンテキストに応じたアラート機能を実現。超小型設計に対応し、マイコンベースのプラットフォームで直接動作。
  • AR/VRヘッドセット:低消費電力と高品質な画像取得の両立により、精確なトラッキングと空間認識を実現。バッテリ寿命の延長に貢献。
  • スマート家電・IoT機器:より多くの処理をデバイス上で実行し、クラウドへの依存を削減。エナジーハーベスト動作にも対応。
  • 医療機器:小型で電力効率に優れた設計が、医療用ウェアラブルデバイスに最適。

特にAI処理機能との親和性が高く、エッジAI対応ビジョン機能の実装を大きく簡略化します。これはIoTシステム設計者にとって見逃せないポイントですよね?

STマイクロエレクトロニクス 開発ツール エコシステム
STが提供する充実した開発エコシステム——STM32やRaspberry Pi向け開発ボードも利用可能

編集部の考察 ── エンジニア目線で見た「VD55G4/VD65G4」の意義

技術雑誌編集者として正直に言わせてください。このニュース、かなり「来てる」と思います。

ここ数年、ウェアラブル機器やAR/VRヘッドセットの開発で最大のボトルネックになっているのがバッテリ問題。特にカメラ(イメージセンサ)は消費電力が大きく、「常時オンのビジョン機能」は夢のまた夢でした。それが今回、従来比1/10という劇的な消費電力削減で実現可能になったわけです。

加えて、低消費電力マイコン(STM32など)と直接接続できるインターフェースを備えている点も見逃せません。高価なSoCを使わずとも、手軽にビジョン機能を組み込めるということ。コスト重視のIoTプロジェクトでも採用しやすくなりますね。

個人的に気になるのは「エナジーハーベスト動作」への対応。太陽光発電や振動エネルギーで動く機器にカメラが搭載できるなら、農業IoTや工場の設備点検など、電源が取りにくい現場での活用シーンが格段に広がります。製造現場でのAI画像検査も、このセンサで一気にコストダウンできるんじゃないかと期待しています。

半導体設計 CADシンボル エンジニア
半導体設計の世界——VD55G4/VD65G4はSTの製造工場(クロル)で生産される先端デバイス

充実した開発エコシステムも魅力

STはVD55G4/VD65G4の提供にあわせて、開発者向けのエコシステムも整備しています:

  • 開発ボード:STM32やRaspberry Piなど主要プラットフォーム向け
  • ターンキーカメラモジュール:すぐに試作・評価できる完成モジュール
  • 評価用ソフトウェア・ドライバ:すぐに動作確認できる評価環境
  • SDK(ソフトウェア開発キット):組み込みビジョン機器の開発を迅速化

これらのリソースは今後順次リリース予定とのこと。STM32ユーザーなら特に開発ハードルが低くなりますね。評価ボードが出たら即試してみたいです!

製品情報・入手方法

VD55G4とVD65G4はすでに主要顧客向けの先行提供が始まっています。一般への提供については、STマイクロエレクトロニクスのセールスオフィスまたは販売代理店へお問い合わせください。

VD55G4(IR/モノクロ)製品ページ

VD65G4(RGB/カラー)製品ページ

まとめ:ウェアラブル・IoT開発者は必チェック!

STマイクロエレクトロニクスのVD55G4/VD65G4は、次世代のウェアラブルデバイスやAR/VR、スマート家電の開発者にとって非常に魅力的なソリューションです。消費電力を従来比最大10分の1に削減しながら、高品質な画像取得とエッジAI処理をサポートする——この組み合わせは業界に変革をもたらす可能性があります。

エンジニアGOでは引き続き半導体・センサ技術の最新ニュースをお届けしていきます。気になったらSTのウェブサイトもチェックしてみてください!

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情報元:STマイクロエレクトロニクス プレスリリース(PR TIMES、2026年5月1日)
※本記事は上記プレスリリースの情報を元に、筆者が独自にまとめたものです。感想・考察部分は筆者個人の見解です。

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